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【野球】楽天イーグルスが初優勝した試合を現地観戦した話【今週のお題「激レア体験」】

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楽天イーグルス優勝後のバックスクリーン@西武ドーム


今週のお題「激レア体験」

 

私は東北楽天ゴールデンイーグルスをかれこれ13年ぐらい応援している。

2005年に設立した楽天イーグルスは、昨年までの15シーズンでの優勝経験は1回だけ。それが2013年シーズンだ。

その歴史的な球団初優勝の瞬間に立ち会ったこと。これが私の「激レア体験」。

あの日を振り返ってみたい。 

 

あの田中将大投手が「24勝0敗」という伝説的な記録を打ち立てた2013年シーズン。その田中投手を軸に、チームは快進撃を続ける。

 

チケット買ってよかった…

優勝マジックが2だか3だかになった9月24日の試合後(たしか)。

「26日に優勝が決まる!」

と確信。急いで近所のセブンイレブンに駆け込み、西武ドームの1塁側内野自由席(注:現在は廃止。内野といってもポールの内側の外野席も行ける素晴らしいチケットだった。)を購入。今思えば25日にも決まる可能性はあったのによく26日にしたものである。

 

女神との遭遇

そして、"2013年9月26日"はやって来た。

西武山口線、通称レオライナー西武球場前駅のホームに降り立ったのは、楽天戦現地観戦勝率1割台の疫病神。そう、私だ。

そんな疫病神は球場入り口で女神に遭遇する。

 

 宇賀なつみアナだ。

 

時報道ステーションのスポーツキャスターとして活躍されていたその女神を拝見した途端、

「今日は勝てる。」

そう確信した私は、ライトポール際の席に向かい、悠々と腰を据えた。

 

タブレットお兄さん、ありがとう

その日の楽天優勝条件は、次の両方を満たすことであった。

  1. 楽天が勝利する。
  2. マジック対象のロッテが負ける。

そう、楽天が勝つだけでなく、ロッテが負けないといけないのだ。

そんなロッテの戦況をリアルタイムで伝える"タブレットワンセグでテレビを写すお兄さん"が近くにいた。

AJの走者一掃タイムリーで勝ち越した後、周りのお客さんは目の前の試合もそこそこ、例の"タブレットお兄さん"の画面に注目。ロッテの負けが決まった時はかなり盛り上がった。お兄さん、本当にありがとうございました。

神降臨

7回頃だっただろうか。楽天ブルペンに背番号18が現れた。(西武ドームブルペンは客席から見える。)

無敗の神、田中将大である。

登板を翌々日に控えたエースが姿を見せたその頃から、球場がざわつきだした記憶がある。さすが神、お見えになっただけで空気を変える。

 

そして、9回裏、神様・田中将大ブルペンからマウンドへ向かう。

その時の楽天ファンの熱気、興奮、歓声…今思い出すだけでも鳥肌が立つほどの高揚感を強く覚えている。あれこそがスポーツを生で観ることの醍醐味だろう。

 

魅せてくれた、野球の底力を。

 9回の田中投手のピッチングは、手垢が付きすぎているほど語られているので説明不要だろう。8球連続ストレートを投げ込み、栗山選手、浅村選手を空振り三振に取って楽天は球団史上初優勝を決める。

その時、私を含むスタンドの全ての楽天ファンは喜びを爆発させ、互いに抱き合った。あの光景は感動的である。見ている者の喜びを爆発させるほどの力がスポーツにはあるということを、楽天イーグルスは証明してくれた。この経験は一生の財産だ。

 

今、世界が陥っているこの状況も必ずいつか終わり、そしてまたプロ野球が私たちの胸を熱く燃やしてくれる日が来る。野球の底力を、また魅たい。

 

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