ひびろぐ

音楽、スポーツ、本などの感想、持論を書きます

恐れるな、今こそフォースを使え。STAY HOMEのジェダイ達よ。~この状況は"コロナウォーズ"ではない~

"May the force be with you"

 本日、5月4日は"スターウォーズの日"と呼ばれている。スターウォーズの名セリフ

"May the force be with you"にちなみ、

May the force

May 4th(5月4日)

というわけだ。よく考えたものである。

スターウォーズをご覧になったことがある方はご存知だろうが、この"Force(フォース)"という見えない力が、物語のキーとなっている。フォースを一言で表せば、

「この世のあらゆる生命が発するエネルギー」

である。この力を感じ取るジェダイという騎士達が織りなすストーリーがスターウォーズである。

 

そんなスターウォーズの日の今日現在、世界中に蔓延するコロナウイルスの封じ込め策として、各国が対策を講じている。その中で、3月中旬にフランスのマクロン大統領が外出制限を発表した際に繰り返し発した言葉がある。

「これは戦争だ。」

 マクロン氏の意図は、戦争という刺激的な言葉により国民の団結を図ろうとすることだろう。

しかし、今我々は果たして何と戦っているのだろうか。

政府の方針?会社の出勤方針?パチンコ店に並ぶ人たち?それらを憂う人達の愚痴や文句?

本当に戦うべき相手、というより感染拡大防止という本来の目的とは離れたものを憎しみ、無駄に疲弊していないだろうか?日々のニュースやSNSの情報に惑わされ、 自らの考えを見失っていないだろうか?憎しみや怒りは良心を破壊し、悲劇を生むことを忘れないでほしい。他者を憎しむことで人類が繰り返してきた戦争・紛争がどのような結果を招いたか、わざわざ書くまでもないだろう。

 

スターウォーズもそれを教えてくれている。純粋無垢なアナキン・スカイウォーカーが暗黒面の力を求めるがあまり、パルパティーンに憎しみや怒りを植え付けられ、自らを失い、暗黒面へと堕ちていく様は人間が誰しも持つ弱さを表している。

マスターヨーダもエピソード1でアナキンにこう言っている。

"Fear is the path to the dark side. Fear leads to anger. Anger leads to hate. Hate leads to suffering.(恐れはダークサイドに通じる。恐れは怒りに、怒りは憎しみに、憎しみは苦痛へ。)"

 

コロナウイルスを必要以上に恐れるべきではない。外出自粛で友人や家族、愛する人と会えなくても、我々はフォースで繋がっているのだ。人を思いやる気持ちを絶やさなければ、そのフォースを感じることがきっとできる。戦わなくていい。フォースを感じよう。

"The Force will be with you, always.(フォースが守ってくれる。いかなる時も。)"

"May the force be with us.(フォースと共にあれ。)"

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